この記事では狭い土地でも有効に使える「オーバーハング」について解説します。
オーバーハングとは?
オーバーハングとは、2階以上の床面積が1階の床面積よりも外側へ飛び出している部分のことを言います。
よく見られるのがバルコニーです。1階部分より少しだけ飛び出ているバルコニーを見たことありませんか?あの飛び出ている部分がオーバーハングと言われる部分です。
オーバーハングのメリット
1. 狭い敷地でも室内を広く見せられる
例えば居室の一部をオーバーハングで広くすることで、ゆとりのあるスペースが生まれます。また、バルコニーやテラスを広くして洗濯物をたくさん干すのはもちろん、イスやテーブルを置いてティータイムを楽しむのもいいですね。
敷地が狭く1階を広くできなくても、オーバーハングを上手に活用することで窮屈さのないゆとりある空間を実現できます。
2. 駐車スペースが確保できる
1階と2階の面積が同じ住宅や1階の方が広い住宅は、駐車スペースを独立して確保します。オーバーハングは一部分が飛び出しているため、1階部分の空いたスペースに駐車できます。
さらに、オーバーハングが屋根の代わりにもなってくれるので、雨の日でも車から出て濡れることがなく家の中に入れます。
3. ひさしの代わりになる
極端に飛び出しすぎないので、程よく日差しを遮ってくれます。夏の高い位置からの強い日差しは遮ってくれて、冬の低い位置からの暖かい日差しは室内に取り込めます。
オーバーハングがひさしの代わりに、日差しを利用して、1階の室温を快適にしてくれます。
4. 他とは違うデザインにできる
ほとんどの住宅は、1階と2階の面積が同じか、1階の方が広い住宅になっています。オーバーハングは2階の方が大きく、珍しい形をしています。他の家とは違うデザインや形を求めている方にはピッタリかもしれません。
オーバーハングのデメリット
1階より2階が広いため、建物の重心が高い位置になります。そのため、1階と2階の面積が同じか、1階の方が広い住宅に比べると、耐震性に劣るという点が一番の弱点です。
しかし、テクノホーム長野では地震に強い梁(テクノビーム)を使用し、1棟1棟緻密な構造計算を行っています。一般の木造住宅の法律で定められている基準より厳しいパナソニック独自の基準で388項目のチェック、安全性を確認しているため、耐震性についてはテクノストラクチャー工法の他の住宅と変わりません。
また、テクノストラクチャー工法では耐震等級3(最高等級)の基準をクリアするように設計しています。構造計算の内容については、パナソニックが保証しているため安心です。
さらに、一般的に木造住宅では最大1.5m飛び出させることができますが、テクノストラクチャー工法を採用しているテクノホーム長野では最大1.8mまで飛び出させることができます。
まとめ
テクノホーム長野は、テクノストラクチャーならではの特性を活かし、自在に空間を構成できる設計自由度の高さに定評があります。
テクノホーム長野の自由設計について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
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